賃貸業者の声

「物件力を上げる必要性がある時代です。」
平成15年ごろまでは、不動産の情報が少ない為、物件を探される方も賃貸業者の話をよく聞いていました。インターネットがそれほど波及していなかった為、物件を探される方も、賃貸業者の「押し」で物件を決めることが多くあったと思います。

しかし、昨今ではインターネットが普及し、携帯電話などで簡単に物件検索ができるようになりました。

賃貸業者が「○○の物件が良い」と言ったとしても、物件を探される方が多くの情報を持っており、下手な物件を紹介するとその賃貸業者の信用を失墜させることになります。賃貸業者も良い物件をお客様に紹介する必要がある時代になっているのです。

できる賃貸営業マンは「決め物件」を持っていることが多くあります。「学生ならこういった物件、会社員の方ならこういった物件だから、この物件を見せれば決まる!」という物件です。賃貸営業マンが物件の特性をよく理解しているので、お客様に物件の良いところを押して貰えるようになれば、1歩「決め物件」への道が開けます。知名度を上げる必要があるのはもちろんですが、案内いただく際に、「押し」ポイントを押して貰えるよう物件力を上げる必要があります。

賃貸業者との付き合い方

「1にスピード。2に知名度。」
賃貸業者のスタッフはとても忙しくしていることが多いものです。物件の申込をしたのに審査が遅くなったり、問い合わせをしても空室確認がしにくい状態だったりすると、賃貸業者の方に「スムーズに案内や契約ができない物件」のレッテルが貼られてしまいます。

知名度を上げることはもちろん必要ですが、知名度を上げた後の契約・入居までの流れがどれだけスムーズに行えるかも非常に重要なポイントとなってきます。

入居者に対してできること

「クレームになる前の入居者の声に耳を傾けることが大切です。」
たいていの方が不満を持っていたとしたら、例えその問題が改善されなかったとしても、聞いて貰えるだけで少し救われた気持ちになるのではないでしょうか。

ひとつの方法として、当社は、クレームになる前の入居者の声に耳を傾けることができる「入居者アンケート」を実施しております。

入居者の声には、改善したいけれどもできないことなど、オーナー様にとって耳の痛いこともたくさんでてきます。アンケートをとったところで、現実的に無理な要望を叶える必要はありません。

しかし、入居者が毎日を快く過ごしていただけるに越したことはありませんので、「オートロックが開けっ放しになっていることがある」「(ペット不可物件に)ペットを飼っている人がいる気がする」など、何かしらの対応できる声が出ることもあります。入居者がどのように毎日を過ごされているかを事前に察知できる「かゆいところに手が届く」管理を目指す必要があると考えています。

家賃設定

「住みたい物件を目指し、最初に家賃を下げない。」
当社からオーナー様へのお願いです。まずは家賃設定を落とすより、家賃は少し高いけど「住みたい」物件を目指していただきたいものです。

物価は平均年2%上昇していると言われています。単純に時代に沿うことを思うと、家賃上昇も年2%程度可能なことが望ましいのではないでしょうか。家賃を下げることは、他の方法も試案された上での最終手段であるべきだと考えています。