ＪＲ札幌駅や地下鉄「北12条駅」にも歩いて行けるエリアであり、近隣には「ビッグハウス」や「もりもと」などもあって、利便性は高い。それでいて北区の「北12条駅」エリアよりも土地の価格が低く、それが家賃にも反映されている。同じ理由で不動産投資を東区にて始める方も少なくない。

単身者向け物件においては、内外装がきれいな物件への契約が多いとされている。ファミリータイプの物件数が少ないので、家族での入居希望者には「環状通東」～「元町」エリアを案内することになる。

不動産投資をするにはファミリータイプを狙いたいところだが、土地価格とのバランスもあるので、新築で作っていくには高額な自己資金が必要になるなど参入が難しい。したがって投資効率の高い単身者向け物件から始めることが多い。ただ需要自体はあるので、適切な家賃設定とある程度の設備・清潔さがあれば高い入居率は維持できると思われる。

単身向け物件では、駐車場付き4～4.5万円、駐車場なし3万円台の契約が多い（新築や築浅物件であれば1万円前後高くなる）。単身者がメインの賃貸市場となっており、天使大学（女子学生のみ）や北海道大学の学生、専門学校生も多い。女性が多いためか、脱衣所や洗面化粧台を強く望まれることが多く、オートロックなどセキュリティ完備物件も好まれる。

駐車場はあってもなくても需要はある。水回りが古くて汚い物件は全く決まらないという賃貸業者の声もあった。家賃帯で入居が決まるので、その他の設備などはあまり決め手にならない。ただし見映えは重要で、きちんと手をかけているオーナーの物件は決まる。